April 19 (Fri.), 2019 ⭐️満員御礼⭐️
Film critic Koushi Ueno x Filmmaker Isao Yamada in Tokyo!
上映作品:銀河画報社作品『家路』と『銀河鉄道の夜』。
映画評論家の上野昂志氏と山田勇男監督が、故湊谷夢吉氏の思い出と「映画」への想いを語ります。
お問い合わせ・ご予約先:yamavicascope@gmail.com
当日は虹霓社さんによる銀河画報社全作品集DVDや湊谷夢吉さんのCDの販売もあります!
満員御礼⭐️ご参加ありがとうございました!!
お陰さまで、19日の上映会&トークは無事終了いたしました。
この会のために、山田勇男監督の直筆ポスター『家路』が真ん中に飾られた会場は、定員を超えるお客様で一杯になりました。窮屈な思いをさせてしまって申し訳ありませんでした。
上野昂志さんと山田勇男監督の、映画・漫画史を巡る対談から、湊谷夢吉さんとその時代を振り返るだけでなく、新たな映像解釈の広がりや、イメージの普遍性が示唆されました。懐かしい再会と新しい出逢いの場となり、お話が尽きず、交流会は11時近くまで続きました。
初めて銀河画報社や山田監督の作品を観賞されたお客様からは「山田監督のノスタルジー感溢れる幻想的世界を堪能させていただきました」「詩ですね」という感想や、トークを聞かれて「上野さんならではの社会背景を意識した鋭い分析。戦争を知らない戦後世代が無意識ののうちにも表象する「戦後」や、アジア大陸への意識、70年代の都市と地方の関係、北海道という土地の特異性を掘り下げた、とても面白いお話だった」、批評家の解釈とはまた別な次元に立つ作家としての山田監督との応答に、ふだんは映画はあまり見ないという人からも「文化とは深いものですね」という感想が寄せられました。
会場には湊谷夢吉氏婦人の雪子さんと息子さんの夏さんをはじめ、銀河画報社メンバーであられた麻生栄一さん、小林俊哉さんのお姿もあり、懇親会は旧交をあたため、さらに長年のファンや新しい観賞者の皆様と大いに盛り上がりました。
当日はサプライズで山田勇男さんの新作漫画『Weißer Traum: 白い夢』が初お目見え。版元の虹霓社から古屋淳二さんがDVD、CD、手拭の販売をして、会場に華を添えて下さいました。(当日買えなかったという方は、ぜひ通販をご活用ください:http://kougeisha.theshop.jp)
湊谷夫人の雪子さんはさっそく新作を手に云く、「山田さん、ずいぶん画風がまた変わったわね」、と。
グリム童話の生まれたドイツで書かれたからでしょうか、少し怖く、深い、不可思議な夢漫画?
この漫画については、また改めて。(イルバ・サロン記)