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    「ヤマヴィカ映画史28」

    December 24, 2017

     

    (写真:「ヤマヴィカ映画史2017」手書原稿表紙)

     

    くり返すが、フィルム映画を初めて撮ったリュミエール兄弟のリヨンの町を訪ね、

    8ミリカメラに収めたフィルムスケッチが、

    カメラの故障でつまづき、

    真っ暗なローヌ川畔のベンチに腰掛ける。

     

    水面に映る対岸のイリュミナションの揺れる情景を見ながら、

    ランボオの啓示を浮かべた。

    リュミエールのひかり、ランボオのひかり。

     

    片や、太陽や月といった自然のひかりと

    蝋燭や燐寸、映写機や街灯といっった人工のひかりが錯乱する「映画」。

     

    そこにランボオのひかりのような詩篇が頬寄せ、「精神」をたたせる。

     

    異郷の、いまここの「私」の映画が、

    果たしてどのようなことになるのか、まだ確信が持てない。

     

    「謎」のままにある。

    そして、この展覧会『Les Illuminations:ヤマヴィカフィルム飾書展』もまた、

    終わりのない「私」のエチュードなのかも知れない。

     

    ★終わり★

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