© 2015 ~2020 Yamavica scope

 

 

    ヤマヴィカ映画史7

    August 8, 2017

     

     (写真:アムステルダム空港に到着後の筆者 2017年5月)

     

     

    老いた人たちは、独り静かに、夕暮れ刻のベンチに座り、

    黙ったまま、沈んだ太陽のあとを眺めている。

     

    或いは、眠れず、カーテンのない青白い夜明けの窓を見続けている、その情景。

    すべての物象が寝静まったどこそこは、

    亀に股がった浦島太郎の向かう未だ見ぬ海底の龍宮城の印象。

     

    思い出すのも遠い、むかしのことばかり。

    幼年期の記憶がおぼろげに浮かんで消える、

    極端な無邪気さと馬鹿馬鹿しさ。

     

    夢とは「苦しい忍耐を要する実践と映る」ことか。

    懐かしくって、切なくって、哀しいそれらを、

    どうずることも出来ないで眺めているのだ。

     

    しかし、実感の伴わない名目などいらない。

    恥ずかしさを感じなくてはいけない。

     

    その行為の、わずか瞬時の自明こそが、いつしか、

    一本の緑色の光線となることを祈るばかり。

     

    ★(続)

    Please reload

    特集記事

    ヤマヴィカ映画史1

    July 27, 2017

    1/1
    Please reload

    最新記事
    Please reload

    アーカイブ
    Please reload

    タグから検索

    I'm busy working on my blog posts. Watch this space!

    Please reload

    ソーシャルメディア