© 2015 ~2020 Yamavica scope

 

 

    December 24, 2017

    (写真:「ヤマヴィカ映画史2017」手書原稿表紙)

    くり返すが、フィルム映画を初めて撮ったリュミエール兄弟のリヨンの町を訪ね、

    8ミリカメラに収めたフィルムスケッチが、

    カメラの故障でつまづき、

    真っ暗なローヌ川畔のベンチに腰掛ける。

    水面に映る対岸のイリュミナションの揺れる情景を見ながら、

    ランボオの啓示を浮かべた。

    リュミエールのひかり、ランボオのひかり。

    片や、太陽や月といった自然のひかりと

    蝋燭や燐寸、映写機や街灯といっった人工のひかりが錯乱する「映画」。

    そこにランボオのひかりのような詩篇が頬寄せ、「精神」をたたせる。

    異郷の、いまここの「私」...

    December 16, 2017

    (写真:『夢のフィールド』(1990)より 右から湊谷夢吉、山崎幹夫、正木基、著者 『巻貝の扇』撮影風景)

    今年のストックホルムの個展では、公開制作のようなことはしなかった。

    モチーフになっている写真集『Les Illuminations cinémathèque』の、

    未だ完成していない映画について巡ると、

    何となく、今までの映画について、

    思いつくまま綴ってみようと思った次第である。

    書き進めていくうちに、

    多くの出会いと、その人たちのちからが、

    どれほどそれぞれの映画に反映しているかが思い起こされる。

    これらの映画には、他者のなかに鏡のように「...

    December 2, 2017

    (写真:コラージュ2017の部分図版)

    今年になって、ぼーッとしてはおられない性分のせいか、

    これまでのスクラップを眺めつつ、

    古本屋で見つけた5ユーロのなんとお徳なボロボロの

    1957年発行のDAS GAB’S NUR EINMAL(『ただ一度きり』)という

    無声映画時代のモノクロームスチル写真がたくさん載っている本の頁をめくっていると、

    急にコラージュをしたくなった。

    ハサミで図版を切り抜き、思いのまま貼っていき、

    なんとなくいい感じになったら次に取りかかって、

    それを時々ダンボールの中から出して眺める。

    何んかしっくりこない。

    そこで、追加したり、...